前回、この2020年夏イベの考察記事を書きましたがストーリーを全て終えることができたので感想と答え合わせを書いていきたいと思います。
前回の記事はその時点での考察でしたが今回はストーリー感想になります。
また、前提として筆者はホラー系、グロ系映画が苦手な為、今回のイベントでのそれらの過去の名作を使ったオマージュについては語ることはありませんしできないことをご了承ください。
サーヴァント・サマーキャンプ感想その1
久しぶりの謎説きイベントは純粋に楽しかった
今回の夏イベはストーリー更新日が決まっておりその時点で与えられたヒントから特異点の謎、やからくりを予想するものでしたがシンプルに楽しかったです。
同じような謎説きイベントに亜種特異点のセイレムがありましたがあの時を思い出しましたね。
セイレムは種明かし後は賛否両論でしたが今回は概ねユーザーからは受け入れられている印象です。
セイレムはプレイヤーが見えないところでいろいろ進行していましたからね。
サーヴァント、特にエミヤが素に戻ってエンジョイしている姿は微笑ましいものがありました。
元ネタでの悲壮感みたいなものは一切感じさせない単なるエミヤでしたね、ええ
あの様子なら夜にマスターと異性の好みはもちろん主人公が男性だったら思春期っぽいこと話し始めそう
SSE(そこまでにしておけよエミヤ)
サーヴァント・サマーキャンプ感想その2
黒幕、徐福について
当初、筆者は黒幕である徐福についてなんらかの方法で現代まで生きながらえて当初の目的も形骸化した臓硯タイプの人物なのかな、と思いました。
節々にいろいろな歪みを感じましたからね
しかし実際はサーヴァントとして召喚された、という予想を大外しした結果に
ということは単なるマッドサイエンティスト系なのかと思いきや信勝のような愛が重すぎるタイプでした。
初登場がこれだから絶対にやべー奴だとは思いましたが虞美人関連がやばいだけでずっと同行していたマシュを気遣い、自分の子孫たちの2,200年にわたる努力を無駄にしてなるものか、と奮起するけなげなタイプ。
しかも最後は虞美人が項羽と今、幸せに暮らしていることを祝福してあげられる、本当に良い子でした。
しかも、この「想い人と添い遂げられず、想い人を殺すことも叶わず、他の誰かと想い人が添い遂げるのを見届けて消えていく」って人魚姫その人なんですよね。
今回のイベントのキーになりそうだった人魚姫のお話を体現していたのはキアラ様ではなく徐福でした。
たぶんカルデアに召喚されることはないだろうけど、いつかまた虞美人と会えるといいね
サーヴァント・サマーキャンプ感想その3
立ち位置が明確になった虞美人
これまで異聞帯秦での悲壮感はどこいったの、ってくらいギャグキャラ扱いされ続けた虞美人。
ちなみに本編で悲壮感やツッコミ所のないキャラこそポンコツ化するのは型月あるあるなので諦めてください。
(Zeroで夫の夢と愛する娘の為に自らが犠牲になるのを厭わず聖杯戦争に参戦したアイリはその後タイコロアッパーで腐女子化した)
今回もストーリー的な必要性があるとはいえ爆死しては蘇るギャグキャラとして活躍していました。
しかし改めて、サーヴァントの宿命であるいつか来る項羽との別れを理解しつつ今を生きていること
カルデアの先輩として主人公とマシュの行く末を守ろうとしていることが明確になりました。
今後の本編でもこれでアドバイザー的な立ち位置で重要な仕事があるかもしれませんね
残っているクリプター2人のこと、また真祖と似た仙女という精霊的な種族であることから6章での精霊女王攻略の鍵になるかもしれません
サーヴァント・サマーキャンプ感想その4
ある意味一番かわいそうだったキアラ
相変わらず厄ネタの宝庫であるキアラ様は今回も人魚姫と思わせて蜃でした、という相変わらず予想の斜め上をひた走ってくれたキアラ様
まとめると今回に限っては割と散々な目にあっているなぁ、と思いましたね。
・バカンス(おそらくスキル単独顕現使用)に来たらいきなり殺された。
・湖にいた蜃食べてついでに人魚も食べて水着サーヴァント化
・このままだとカルデアも同じ目にあうから支援工作しないと(一応今の自分はカルデアのサーヴァントだから)
・なぜか大人になったアンデルセンがいたので自分の愛読書である人魚姫の続編を書いてもらおう
・その為ならこのダメ人間のお世話でも特異点の解決でもなんでもするぞー
・リリィ化やめたらマダム呼ばわりされたり光源氏計画と邪推されたり散々な言いようをされる
・ようやく特異点解決したのでいろいろ準備して人魚姫2を読もうと思ったがアンデルセンは何も書いていなかった
日頃の行いの罰が当たったのかな?
本当に踏んだり蹴ったりな目にあってますがカルデア支援していたりなんやかんやサーヴァントとしては働いている模様
ちなみに大奥でもそうでしたが他のサーヴァントたちからは自分がカルデアにいるとわからないように仕組んであったと思うのですがそれは今もその設定は健在なんですかね?
最後の描写だと自分の部屋ありそうな雰囲気でしたけど
サーヴァント・サマーキャンプ感想その5
始皇帝の言っていた変わりの者は誰?
最後までわからなかったなぁ、というのが始皇帝の言っていた代わりの者。
おそらく蘭陵王のことだとは思いますが生前から虞美人と付き合いのある蘭陵王は始皇帝に言われなくても同行するのは間違いないのでちょっとわからないんですよね。
始皇帝がこの特異点に行けない理由については徐福がいるから、で間違いないでしょうが
生前付き合いがあるわけでも恨みがあるわけでもないキアラに対してすら有無言わせず攻撃してますからね
始皇帝がいたら大変なことになっていたでしょう。
もしかしたらなんらかのタネあかしがエピローグにあるかと思っていたのですがなかったのでこれについてはお蔵入りですね
サーヴァント・サマーキャンプ感想その6
今後に繋がる重要な設定などはなかった
仮面の模様が似ていたのでリンボについて何かネタバレにつながりそうな伏線を張ってるかと思ったのですが特になかったですね。
まぁ、参加条件が冬木クリアだからそんな伏線は張れないよ、と言われればそれまでなのですが。
夏イベをメイン・インタールードに入れるわけにもいきませんし仕方ないですかね
ただ死の蒐集、反転等の空の境界で出てきた設定、メインストーリーのあちらこちらにhollow ataraxiaのオマージュ的な展開を使うなど型月ファンならわかる、というネタを散りばめてくれてその記憶が推理の一助になりました。
型月の世界設定の共通性を使ったトリックは昔からのファンならわかる、という感じでしたので気になった方はチェックしてみてください。
まとめ 過去一番面白かった夏イベントでした
謎解き、hollow等の過去作品のオマージュ、楽しそうなサーヴァントと好きな要素が多く過去一楽しめた夏イベントでした。
コメディちっくなとっころとシリアスのバランスが丁度良く、最後のお姉さんといい夏の思い出、感があって凄く良かったです。
また、来年の復刻を楽しみにしたいと思います。
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