【祝Remake決定】Fate /EXTRA 作品解説

Fate EXTRA リメイク決定 10周年おめでとう

発売から10周年となる今年2020年についにEXTRAのリメイク開発が発表されました!

筆者にとっても思い入れのあるこの作品がリメイクによって多くの人に触れられることになるのが嬉しくてたまりません。

この作品が初登場のサーヴァントでFGOでも人気のサーヴァントが多々いるのでファンには必見の作品です

ただ筆者としては出展作品をプレイ、履修してないのにこのサーヴァントのことが私は大好きです、なんて言われると悲しくて仕方なくなります

今回はそんなEXTRAの作品解説を極力ネタバレしないように紹介していきたいと思います。

目次

Fate/EXTRAとは

Fate/Extraは2020年7月にPSPより発売されたFate初のRPGゲームです。

シナリオは奈須きのこ、キャラクターデザインはワダアルコさんが手掛けています。

Fateのキャラデザというと基本的に武内崇社長が手掛けますが今回はキャラデザ監修、というポジションです。

発売元はマーベラス

発売機種はPSP。かつてはPS storeでも販売されていた為、PS VITAでもプレイ可能。

Fate/EXTRA世界観設定

Fateの世界観の設定は基本的に同じ世界観で構築されていてルートによって分岐されています。

例 第三次聖杯戦争でアインツベルンが召喚したサーヴァントがアヴェンジャーならstay night、ルーラーならアポクリファ

EXTRAの世界は1980年代から魔力が枯渇していきほぼ魔力がなくなった2030年代。

世界の大半は西欧財閥という組織によって管理されている。

2032年に月に「ムーンセル・オートマトン」という人類のあらゆる叡智を凌駕する物体が発見

ムーンセル・オートマトンを掌握すればあらゆる願いを叶える万能の願望器、聖杯に等しい力が手に入る。

その力を得るためにムーンセルが作り出した電子虚構世界「SE・RA・PH」に多くのハッカーが入り込む。

ある者は任務として、ある者は野望の為、ある者はただなりゆきで

そしてムーンセルが自身に相応しい担い手を選別するために開かれたトーナメント大会、聖杯戦争に参加することになった

主人公はそんな電子虚構世界で唯一記憶を失った少年or少女

自身の記憶を取り戻すために契約したサーヴァントと共に聖杯戦争に身を投じることになる。

Fate/EXTRA キャラクター紹介

この紹介ではサーヴァントの真名は記載いたしません。

というのもEXTRAでは対戦相手のサーヴァントの真名を予想して対策を立てたうえで戦うのが攻略の鍵になっているからです。

主人公 岸波白野

Fate Extraより引用

記憶を失った状態で聖杯戦争に身を投じている

性格は穏やかで自己主張が弱い。また敵のマスターも助けようとしてしまうくらいお人好し

女の子の方はクラスで3番目に可愛い、という設定があるがどんだけハイレベルなクラスなんでしょうね?

マスターとしての能力は最低限しか持ち合わせていないため、戦術で戦っていくタイプ

一番の特徴はどんな時でもあきらめない鋼のメンタル

この部分に関しては異常としか考えられないレベルでありさすが型月主人公。

ファンからの愛称は作中の選択肢に「フランシスコザビ」があったため、ザビorザビ子

セイバー

Fate EXTRA 赤セイバー ネロ・クラウディウス
EXTRA生放送より

FGOでもお馴染みにこの方の初登場はEXTRAでした。

一人称は「余」でマスターのことを「奏者」と呼ぶ赤い衣服に身をまとったセイバー。

FGOでは割とはっちゃけているが初登場のこの作品では割と冷静に行動しています。

ゲーム的な話でいうと主人公の契約するサーヴァントの中で一番攻略難易度が低いので多くのマスターはセイバーから攻略を始めています。

ちなみにあくまでこの服装でも男装と言い張っています。

なお、周囲からは男装?と疑問を呈されている模様

アーチャー

Fate EXTRA アーチャー 無銘
Fate/EXTRAより

Fate作品ではおなじみの赤い弓兵。

今作では主人公のサーヴァントとして登場。

主人公に対し小言と皮肉を交えつつもその戦いぶりを見守る保護者気質のサーヴァント

主人公の性別が女性の場合はデリカシーのない口うるさい父親的なポジションになってしまう。

実はstay night、FGOの彼とは真名が異なっている。

理由についてはゲームを進めて確認していただきたい

彼をサーヴァントに選んだ場合の難易度は中級。

最初から選んでもクリアできなくはないがセイバーに比べると若干ハードルが高くなります。

キャスター

Fate EXTRA  キャスター 玉藻の前
Fate EXTRAより引用

FGOではArts補助最強サーヴァントの彼女も初登場はこの作品。

主人公を「ご主人様」と呼び自信を「良妻」と自称する狐系サーヴァント。

主人公以外のマスター、サーヴァントのことは基本興味がなく、主人公と夫婦になる為に聖杯戦争に参加してる節がある。

主人公の性別が女性でもそのあたりは変わらない。

異性、同性の壁などは魔術でできるので魂がイケ魂か否かを重視している。

ストーリー攻略難易度は上級。

3騎中、一番高い。本来の聖杯戦争でもキャスタークラスはなかなか勝ちづらいのに

1対1のタイマンでのトーナメントで戦うのは直接戦闘が苦手なキャスタークラスには厳しい、というのが反映されています。

ただ、育成し終えるとラスボスも余裕で勝てるチートサーヴァントでもあるのが売りです。

ゲームの進め方

EXTRA世界における聖杯戦争はトーナメント式の一対一の戦いです。

対戦があるまでの期間に併設されているダンジョンに潜り、自分のサーヴァントの育成と、相手サーヴァントの能力及び真名を解析して、聖杯戦争に挑みます。

ストーリー自体はどのサーヴァントを選んでも変わりありません。

ただ、途中で一度、主人公と交流の深いマスター2人のどちらかを選ばないといけないことがあります。

そこでの選択でその後に戦うマスターが変わります。

ただ、結末は変わらないので自分の好みで進めていいでしょう。

Fate/Extraの魅力とは

世界観は違えど奈須きのこのFateワールドは健在。圧倒的なシナリオ

Fate/Extra最大の魅力、それはやはり奈須きのこによる圧倒的なボリュームのシナリオでしょう。

設定、世界観は違えどやはりそこにあるのは奈須先生による重厚なFateワールド。

地のテキストがめっちゃ長いのですがこれがないとFateではないしFateであってはいけない、と思わされます。

余談ですが現在FGO一部オルレアンを再プレイ中ですがいまいちしっくりきませんでした。

その理由はやはり、スマホゲーであることを意識しすぎてテキストが途切れ途切れになってFateワールドに入れないからでしょう。

しかしEXTRAはそんなことはなく、いつも通り、熱く残酷で理不尽でそれでも戦い続ける熱い展開からお約束のベタなギャグまで盛りだくさん

ビジュアルノベルゲームと変わらないシナリオが一気に押し寄せてきます。

初回プレイ時余りの面白さに徹夜してしまった日々が思い起こされます。

FGOのシナリオテキストをじっくり読むのが好きな方なら絶対にはまれると確信しています。

今ではバレバレだけど真名解明が面白い

今となっては出演サーヴァントはほぼFGOに出ていますので真名がバレバレですがこの時初登場のサーヴァントばかりだったので真名を解き明かすのがめっちゃ面白いです。

まぁ、初戦の対戦相手が既に女体化しているので最初はどーやって主人公その結論にたどり着いたんだよ、ってツッコミたくなりましたがそもそもstay nightの時からそうですからねぇ

モブキャラとの会話が楽しい

ストーリーを進めていくと聖杯戦争参加者であるモブキャラとの会話が変化していきます。

さらに言うとトーナメントなので敗者は退場していきます。

なので自信満々だった参加者が消えていったり、徐々に人が減っていくことに恐怖を感じているキャラがいたり変化がとても楽しいです。

特に恋人同士で参加した人もいたりして楽しかったなぁ(愉悦)

ぶっちゃけモブとの会話が一番楽しい、なんて人もいるくらいなんで是非プレイした際は試してみてほしいです

Fate、そして型月別作品のキャラクターも出演

「SE・RA・PH」は聖杯戦争運営の為にNPCを構築しているのですが地上で起きた聖杯戦争をモチーフにしている為、NPCはstay nightのキャラクターばかりです。

主人公の学園の担任教師は藤村大河、保健室には間桐桜、聖杯戦争の監督には言峰神父、と盛りだくさん

また、敵マスターとしても遠坂凛、間桐慎二が出演、もちろんstay nightの彼彼女とは別人格ですが見た目は一緒

これだけでも魅力的ですがサーヴァントを育成する教会には多くの型月作品に出演している蒼崎橙子、青子姉妹も出演。

これだけでもファンにはたまらないのですが月姫のメインヒロイン、アルクエイド、空の境界主人公、両儀式も出演します。

Fateファンではなくきのこ厨、という方にも楽しめる作りになっています。

Fate/EXTRAのいまいちなところ

ここまで絶賛してきましたが逆にいまいちなところも多々あります。

一番いまいちなのはバトルシステムなのですが既に変更されていることが判明していますので触れない方向で行きたいと思います。

ストーリーにスキップ機能がない

このゲーム、良くも悪くもストーリーの起承転結がどのサーヴァントを選んでも同じです。

サーヴァントの違いで会話に違いは出るのですが基本変わらないのでスキップ機能はほしいところです。

もちろんサーヴァントの違いによる会話の変化は楽しいのですが3週目になるとさすがにダレもでてきます

OPが1回しか見れない

余り知られていませんがFate/EXTRAのOPはアリプロジェクトさんが手がけています。

せっかくアリプロさんという大物歌手を起用しているにもかかわらず本編で1回だけしか見ることができません。

曲もすごくEXTRAの雰囲気に合うので繰り返し聴きたくなるのでリメイクでは繰り返し聴けるようにしてもらいたいですね

Fateのリメイクだと曲も歌手が変わることが多いのですがこの曲のままでいってもらいたいですねぇ

シナリオが基本的にほぼ同じなので飽きる人は飽きる

先ほどのスキップ機能についての指摘でも触れましたがこのゲーム、シナリオが一本道なので3週目にはさすがに飽きる人が続出します。

まぁ、続編のCCCに至っては終盤以外ほぼ一緒のシナリオで8ルートあるのでそれよりは少ないですが

これについてはリメイクでも変わらないかとは思いますので覚悟しておきましょう

個人的にはCCCでギルガメッシュが主人公と契約していたのはバーサーカーのサーヴァントと言っていたのでそのルートも隠しであると嬉しいのですが

Fate/EXTRAのメディア展開について

続いてPSPのゲーム以外にFate/EXTRAのメディア展開をご紹介していきます。

コミカライズ

カドカワコミックより全6巻でコミカライズされています。

作画はろび~なさん。

主人公は男主人公でサーヴァントはセイバー。

ほぼほぼ原作をなぞっているのでさらっとストーリー把握したい場合はおすすめです。

また、EXTRA続編のCCCのコミカライズも担当されています。

ドラマCD

コミカライズと同じく主人公は男主人公、サーヴァントはセイバーです。

全4巻でこちらも原作準拠の内容になっています。

こちらのドラマCDで初めて主人公に声がつきました。

声優は阿部敦さん。

TVアニメ Fate/EXTRA Last Encore

Fate/EXTRA Last Encore 公式サイトより

2018年1月に待望のアニメ化されました。

ストーリーは原作準拠でないばかりか設定も違う全くのオリジナルストーリー。

もともと事前に新キャラが出ることや、Last Encoreという副題があることから多少の違いはあるかと思ったのですが、まさかここまで違うとは、と驚かされました。

奈須先生としては原作をなぞるだけだと原作の劣化版になってしまう、という危惧をされていたそうです。

ちなみにNetflix限定配信の為、今から視聴する場合Netflixに加入するかDVD、Blu-rayの購入するかの二択になります。

Fate/EXTRAから連なる星の聖杯戦争の物語はこれからも続く

EXTRAのリメイクばかり注目が集まりますが続編のEXTRA CCC、EXTELLA、EXTELLA LINKと既にその続編が発売されています。

また、Extella linkは番外編のような立ち位置の作品であり、Extellaの正統続編ではない、とExtella Link発売時に明言されていました

なので逆に言えば続編の構想がある、ということでありさらなる続編も期待できそうです。

(型月の場合どこまで信用していいかわかりませんけどね。月姫リメイクはよ)

その原点となるEXTRA、もしPSPやVITAを持っていたり、入手できる機会があれば是非リメイク前に

プレイしてみてください。

今見るといろいろ古いですがそれもまた味わい、というやつですよ

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この記事を書いた人

妻とイギリスにFate聖地巡礼新婚旅行をした人。
聖地巡礼新婚旅行とFate、コスプレの楽しさを発信していきます。

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