Fateを始めとしたタイプムーン世界における魔術と魔法の違い解説

Fate、FGOを始めとしたタイプムーンの作品では魔術師が多く登場します。

逆に魔法使いと言われる人物は現在のところ名前が判明している人物では3名しかいません。

その3名とは誰なのか、そもそも魔法と魔術の違いは何なのか?

今回はそのあたりについて解説していきたいと思います。

目次

タイプムーン世界における魔法と魔術の違い

まず、タイプムーン世界における魔法と魔術の違いを説明していきたいと思います。

文明の力では再現できないものが魔法、再現できるものが魔術

ざっくりというと、文明の力で再現できないものが魔法で、再現できるものが魔術です。

たとえば、遠坂時臣がよく使う魔術、火。

何もないところから炎を起こす、ということはできませんが炎を起こす、というだけならライターでも可能です。

アニメ「Fate stay night UBW」で遠坂凛が割れた衛宮邸の鏡を修復しているのも同様です。

こういう別の手法を用いれば再現できるものは魔術、とされています。

逆にHFでも語られている第三の魔法、ヘブンスフィールは魂の物質化、という到底現代の科学では実現不可能なものです。

こういうものは魔法、とされています。

しかし科学の進歩によってかつて魔法とされていた現象は魔術に格下げされていきます

例えばかつてであれば魔術による遠方にいる人物とのタイムラグなしの会話は魔法だったのでしょうが今は電話があります

これはあくまで一例でかつてそういう魔法があったかは不明ですがそんなイメージです

現代判明している魔法は6つです

Type-moonにおける6つの魔法

第一の魔法 「無の否定」

正式名称は不明なのですが魔法使いの夜によると「はじめの一つは全てを変えた」ということです

ADに変わる前夜に誕生した人物(おそらくイエス・キリスト)が確立した魔法

第五架空要素(エーテル)の証明がなされた理論であり現代魔術の理論を構築されました

問題は第一魔法の使い手と思われる人物が起こした宗教を信じる聖堂教会は魔術協会と対立していること

そのあたりは今後なんらかの形で判明するのでしょうか

第二魔法 『並行世界の運営』

数多ある並行世界を行き来できる魔法。

使用者はみんな大好き概念礼装カレイドスコープのイラストにもなっているキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ

ただしゼルレッチが観測した世界は全て事実になってしまうため、積極的に使用していない模様

ゼルレッチは第二魔法はほとんど行使しませんが第二魔法を応用した道具はいろいろ作っており宝石剣、カレイドステッキ、並行世界に繋がる携帯電話などがあります。

カレイドステッキの初登場はホロウアタラクシアですが今ではプリヤのステッキといった方がわかりやすいですかね

第三魔法 『天の杯(ヘヴンズフィール)』

魂の物質化を可能とする魔法

type-moonの世界では魂と肉体は別の次元に存在しているものと設定されています。

魂は星幽界に存在していて肉体は物質界に存在している。

魂は肉体を介して物質界に干渉しているので肉体は滅びても魂は滅びない

そしてこの魔法は魂単独で物質界に干渉できるようにする、というもの

stay nightの聖杯戦争はサーヴァントの魂の魔力を使い大聖杯を起動させ、この魔法を再現させよう、というもの

使い手はかつてのアインツベルンとアインツベルンのホムンクルス、ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン。

個人的には魔法の中で理解が一番難しいのがこれですね

第四魔法 『不明』

内容、使い手共に不明。

ただしたしかに第四魔法はあった、と他の魔法使いは言っているという

第五魔法『魔法・青』

詳細は不明だがその魔法の副産物として時間移動ができる、とのこと

使い手は「魔法使いの夜」の主人公蒼崎青子。

この魔法の創始者は青子の祖父

おそらく魔法使いの夜シリーズが完結すれば詳細はわかるんでしょうが魔法使いの夜、発売したの2012年と8年も前なんですよねぇ

第六魔法『不明』

使い手はいないし詳細は不明

本当に何もかもが不明です。

不明なのと存在しない、というのは別物ですのできっとあるにはあるんでしょう

魔法使いの夜シリーズが完結して第五魔法の詳細が判明したら片りんくらいはわかるかもしれませんね

十数年後かなw

以上が現代判明している魔法でした。

Type-moonにおける魔術は大まかに3つの種類に分けられる

続いて紹介するのは魔術です

魔術の中にも3つの魔術に種類分けすることができます。

現代魔術、神代魔術、理想魔術、の3種類です。

現代魔術 

現代魔術は遠坂凛等現代の魔術師が使われている魔術で西暦以後に使われている魔術のことです。

西暦以後なので例えばサーヴァントのパルケラススもこの現代魔術を使います。

BC1,000年頃に魔術王ソロモンが起こしたものが始まりです。

それまでの神代の神秘を使った魔術と違い「魔術回路を使ってマナやオドをエネルギーにして起こす物理現象」のことをいいます。

それまでは神々やそれに連なる者のみが使えた魔術を魔力を持っていれば誰でも使えるようにした、ということです

マナ (大気中にある魔力)
オド (人の体内に宿る魔力)

以後は時計塔の魔術協会によって発展していきますが神々の魔術に比べると力は大きく劣ります。

現代魔術は属性として5つの種類に分かれた五大元素とそれとは別の架空元素に分かれています。

現代の魔術師はこのどれかの属性を持っています。(人によっては複数所持しています)

そして神々の魔術が次に紹介する魔術になります

神代魔術

西暦以前の神々が人と共存していた神秘が当たり前に起こっていた時代に使われていた魔術、それが神代魔術です。

この時代の魔術師は根源と直接接続して魔術を行使していたので今よりずっと少ない魔力で強力な魔術を行使できました。

ただ魔術を使えるのは神々とそれに連なる人物だけだったので今より使用できる人物は少なかったといえるでしょう

具体的な名前を挙げるとメディア、キルケー、ニトクリス、セミラミス、クーフーリン、ギルガメッシュ等が魔術を使えました。

マーリンは活躍した時代が西暦の5世紀頃なのですがブリテン島はまだ神代の息吹が強く残る時代だったので例外です

余談ですがFGOにおいてメディアさんはマスターに魔術を教えている描写がありますが現代魔術と神代魔術では勝手が違うはずなのですがどうなんでしょうね?

(メディアさん自身は神代魔術の使い手の中でもトップクラスの魔術師ですが)

現代ではFGOに出演しているシオンが所属している彷徨海がこの神代魔術の研究を続けています

さて、神代より前、となるともはや宇宙創生になってしまうのですが理論上もう一つ魔術があります。

それが次に紹介する理想魔術

理想魔術

宇宙全体に神秘が満ちていた頃のさらに古代にまで至る時代にあるとされている理論上の魔術、それが理想魔術

理論上だけの存在で使用できる人はいない魔術、でした

FGO二部においてついにこの魔術を行使できる人物がついに出てしまいました。

クリプターのリーダー、キリシュタリア・ヴォーダイム!

神代どころか地球創生に近い時期の異聞帯、ギリシャに来たことによりキシュタリアはアニムスフィアに伝わる魔術式を行使することで発動が可能になりました。

強大な隕石を無数に放つ、規格外の力であり主神ゼウスすら負けを認めた魔術です。

そんな規格外の魔術ですので今後使い手が出てくる可能性は限りなく低いでしょう

(そもそも世界全体が神代に神秘に覆われているというフィールド、占星術を極めた卓越した魔術師、という条件が成り立ちそうにない)

EXTRAにおける魔術師

Fate/EXTRAシリーズでも魔術師が登場しますがこちらは今まで紹介してきた魔術とは全くの別物です。

EXTRAの世界では西暦1970年代からマナが大気中から失われていったため魔術を使える者はいなくなりました

この世界において魔術師とは先天的に特殊な資質があり、自分の魂を霊子虚構世界にダイブさせることができる霊子ハッカーのことを指します。

ちなみにこれまでに紹介した魔力を用いた魔術師のことをEXTRAシリーズではメイガス、霊子ハッカーのことをウィザードとも呼びます。

メイガスに分類される人物は蒼﨑姉妹のみ、登場します(2人はメイガスでありウィザードでもある、という設定です)

まとめ

以上、これまで紹介してきたのがType-moonにおける魔術と魔法の違いでした。

まとめますと以下の通りです。

魔術と魔法まとめ
  • 魔法と魔術の違いは現代の科学で事象を再現できるか否か
  • 魔法は現代では6つあるがその半分は内容が不明
  • 魔術は時代によって使用する魔術が異なる
  • 西暦以後の神秘が薄れた時代に使われているのが現代魔術
  • 神々の神秘があった時代に使われていたのが神代魔術
  • 神代よりさらに前の理論上存在していたのが理想魔術
  • 理想魔術はキシュタリアがギリシャ異聞帯というフィールドでのみ使用可能
  • EXTRAシリーズでは魔術師は途絶え一部のハッカーのことを魔術師と呼んでいる
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この記事を書いた人

妻とイギリスにFate聖地巡礼新婚旅行をした人。
聖地巡礼新婚旅行とFate、コスプレの楽しさを発信していきます。

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