劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III. spring song感想。ここからネタバレ
ここからはネタバレ全開でいきます。
もう書きなぐりも書きなぐりなんで文章の体をなしていないかもしれないですが徹底的に書きなぐりますよ！
士郎が最初のシーンで慎二の瞼を閉じてあげるシーン、どこまでいっても慎二のこと友達だと信じていたからなんだろうなぁ、というのとなんかの作品で死は救いだ、と言うシーンを思い出しました。
ようやく彼に安息が訪れたのかな、と。
ずーっと恐ろしく丁寧に慎二を描いてくれて来たけど最後までこんなに美しく描いてくれて慎二のこと特に好きではないのにそれだけで感動してしまった（筆者は残念ながらレ〇プ、的なシーンがあるとそれだけで好きになれないんです）
桜はのっけから凛にダメージ与えてどやるけど士郎のことですぐに情緒不安定っぽくなることでまだなんとかなるかも、という希望を視聴者にもたせるのずるい。
力は圧倒的なのに先輩がいるのもあり、イリヤを連れていくだけで済ますあたり、本当に甘いんだけどそれこそ桜よね、と
場面変わってイリヤを士郎と言峰が救出しに来るシーン、あれ絶対ずーっと待っていたのに来なかった切嗣のことと対比させていますよね。
そうやってわかる人にはわかるシーン散りばめるんだよなぁ、回りくどくそういうことやるとこ好き。
逃げる最中、真アサシンと対峙した言峰。士郎に「助けた者が女なら殺すな。目の前で死なれるのは、中中にこたえるぞ」っていうセリフがでた時、これだけでクラウディアのことや言峰の過去について何もやらないと思ったんですよ。
そしたら台詞ありでしっかり全部やっちゃうんだから驚いた。
そう、言峰をしっかり掘り下げられるのはHFしかなくてあっさりした描写じゃだめだぞ、と思ったけどここまでやるとは！
キリエ・エレイソンのシーンの長台詞しっかりやりきってくれたのも嬉しかった。
というかこのバトルを聖母子像のある廃教会でやるのいろいろとエモいです
UBWでアーチャーの詠唱は一部カットされちゃってたから期待してなかったんですけどね。
アーチャーの腕を開放するシーン、本当に良かった。
あの青空、アーチャーとは別の道を行くことを描写するには最高だと思います。
向かうのは荒野ではなく、あくまで未来なんだ、と
そして自分を追い抜いていく士郎を見てふと笑みを浮かべるアーチャー。
お前退場していくだけなのにかっこいいのずるいぞ。
昨日、Wピースしている君を見たのにこのギャップどうしてくれるん！？
バーサーカーの射殺す百頭を投影するシーン、あの武器はバーサーカーの生涯を具現化したものだけどわざわざヘラクレスの旅を映すとか本当に最高か！
バーサーカーがイリヤのこと士郎に託すのもいいですよね。
FGOでの絆礼装もイリヤ関連だし本当にイリヤ好きですよね、バーサーカー
場面変わって朝になってアーチャーの腕が凛のペンダントを手にして落ち着くのと「大切なものなんだ」って士郎を通してこのルートでは伝えられなかった凛への感謝を告げる。
この時点からもうアーチャーにかなり変化してしまっている、って原作プレイ済にだけ伝えてくるとか本当にいい追加要素ですわ
セイバーVSライダー、ライダーの「あなたと違って私はシロウから信頼されている」って趣旨の事話してキレさせるの本当に良い煽り。
そして安易に乗っかってしまうセイバー。
ぶっちゃけ「王は人の心がわからない」って生前言われているセイバーからしたらまじで地雷なセリフなんすよね
宝具バトルの描写ばかり目にいきがちだけどその後の辛そうな表情なのにためらいもなくセイバーにナイフを突き刺す士郎。
突き刺す瞬間は目をそむけてしまいましたがセイバーと戦う前の「お前は邪魔だ」といい本当に士郎覚悟決めているんだよなぁ
ゲームだとここでためらうとBAD ENDだから少しくらいためらうかとも思ったんですけど士郎に迷いなし
そしてその後の目覚めの台詞のようなセイバーの「シロウ…」ただでさえしんどいのにやめてください。
桜と凛のバトル、原作以上に凛がクールで怖いくらいでした。
基本的にメンタルは桜より凛の方が強いから実力が拮抗するとそのあたりで凛が有利ですよね
桜が自分の境遇の不遇さを訴えても全く動じない凛にこの後の展開知っているのに怖さすら感じた。
桜の訴えは俺みたいな一般人からしたら情状酌量の余地あり、って思えるんですけどね
それに凛はゲームのBADENDでは桜のやられたこと追体験させられて発狂していたはずだし
さてここまで冷徹に徹している凛がどうやって桜を殺すのをためらうのかと思ったらいきなり過去の回想
姉妹でのポーカーで1ペアを出し自信満々の桜に、フルハウス揃っているのに出せない凛のやさしさ
そこからの原作通りのシーン。
あぁ、わかっていてもここでまた泣く。
というかイリヤ救出作戦からここまで泣かなかった時はありません。
ユスティーツアの声優さんはやはり大原さやかさん。
聖杯戦争の始まりをついに知れたけどプレスされるの怖すぎでは？
桜を迎えに行くまで士郎がアーチャーの腕を使わずに行くの男の子の意地って感じでいじらしくて可愛かった。
ルールブレイカーで桜と聖杯の関係を断ち切った後、桜は全裸に
それはまぁ、原作通りだったけどこれまでちょこちょこ出てきた超小さいシェイプシフターみたいのが服になるの可愛すぎかな
士郎がライダーの名前を言えず、あんた呼ばわりするのも原作知っていると本当に痛々しくて泣きたくなる。
でもこのことと身体から剣が突き出ているの原作未プレイは理解できているのかな？
言峰とのバトル。
原作でも思ったけどなんで生きているんですかね、彼？
言峰の八つ当たり発言と十字架をちぎり捨てるシーン、素晴らしかった。
できたら原作の「以前からよもや、とは思っていたが、事ここに至ってようやく気が付いた。」って台詞も欲しかったな
言峰、本当は八極拳使って勝つこともできただろうに技術も何も使わず純粋に殴り合うんですよね
これはもう士郎と言峰の感情のぶつかりあい、って感じなんすよね。
自身の本質は悪ながら良識と信仰を捨てなかった彼がここで彼から見て幸福な男、切嗣の息子に感情をぶつけ続けているんですよ。
そしてそれをアンリマユがずっと見ている。
彼は自身を誕生させようとした男をしっかり見守っていたんだなぁ、と
満足そうな顔でそして逝った言峰。
本当に満足したんだろうなぁ、きっと彼がここまで感情をぶつけたことなかったろうし
そして一番涙腺崩壊した場面。
あの士郎が、いつだって自分のことを犠牲にして他者を救おうとした彼が震えているんですよ
死にたくない、なんて台詞を士郎は普通は言いません。
しかも自分が生き続けるためには誰かが犠牲にならなくてはならない、そんな場面で士郎が感情丸出しで生きていたい、と
そしてライダーの名前も出てこなかった士郎が「イリヤ！」と叫ぶシーン、もう涙が止まりませんでしたね。
おねえちゃんだから、と言って去るイリヤ。
そしてその先に立っていたアイリ。
ここで声出して泣いてしまいましたね。
イリヤ、ようやく大好きなお母さまに会えたんだね、というのとイリヤを聖杯にさせないため、自らを犠牲にしたアイリはどんな気持ちで抱きしめてあげたんだろう、と
これはイリヤにとっての救いなのか、なんなのかわからないけどそれでも10年の歳月を経て再会できた二人の姿は私にとっては感動そのものでした。
ここからすぐにTrueENDのエピローグかな、と思ったらあっさりとだけど士郎が復活するまでの描写が。
少し不安になりましたが少しだけ橙子さんの姿が映っていたからもう大丈夫だな、とほっとしました。
最後は原作でもお馴染みの桜を見に行く場面。
原作と違って他にも参加者がいてびっくり。
いつも慎二がいた場所に美綴弟がいるあたりに少し心が痛くなりましたが三人娘が相変わらずで安心した。
美綴さん、ライダーの顔見て反応してたけど定期的に吸われているのかな？
最後は士郎と桜が一緒に歩く後ろ姿。
二人で罪を背負いながらも生きていく、という決意を感じました。
原作だと穏やかな感じで終わるけどBGMもあり悲壮な決意も胸に秘めている感じでしたね。
それとどこか桜の瞳の色が元に戻っていた感じがして間桐との決別も感じました。
ここまで書きなぐりをお読みいただきありがとうございました。
もう何回か見て、しっかりと纏まった記事もあげたいと思います。
最後に改めてこの作品に携わった全ての方にお礼を言いたいと思います。
最高の作品をありがとうございました。
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