新型コロナウィルスの蔓延で世界各国で中国を始め一部の国に対して入国制限が行われています。
本サイトで推奨しているイギリスには旅行に行けるのか、行っても問題ないのか
気になったので調べてみました。
イギリスは日本からの入国制限を行っていない
イギリスは現在日本からの入国に対して制限を設けていません。
以下在英日本大使館からの引用になります。
新型コロナウイルスに関して英国政府による特定国・地域からの渡航者に対する新たな方針
1.2月25日,英国政府は,現在新型コロナウイルスの影響を大きく受けている国をカテゴリー1と2に分類し,これら特定国・地域から英国に入国する者(英国籍者を含む)に対する新たな方針を発表しました。この方針について詳しくお知りになりたい方は,次の英国政府ウェブサイトに掲載の「Returning travellers」欄をご覧ください。
https://www.gov.uk/guidance/coronavirus-covid-19-information-for-the-public●カテゴリー1に属する国・地域
2月19日以降,次の国・地域から入国した者は,特段の症状がなくとも,直ちに屋内に待機し,他人との接触を避け,国民保健サービス(NHS)専用ダイヤル111まで連絡すること。ただし,(1)中国の湖北省については過去14日間以内の入国とする。
(1)中国の湖北省
(2)イラン
(3)韓国の大邱市及び青道郡
(4)封じ込め対策中の北イタリアの諸地域(Lombardy州のCodogno, Castiglione d’Adda, Casalpusterlengo, Fombio, Maleo, Somaglia, Bertonico, Terranova dei Passerini, Castelgerundo, San Fiorano及びVeneto州のVo)●カテゴリー2に属する国・地域
過去14日以内に,次の国・地域から入国した者で,咳や熱,呼吸困難の症状が見られる場合には,直ちに屋内に待機し,他人との接触を避け,国民保健サービス(NHS)専用ダイヤル111まで連絡すること。ただし,北イタリア,ベトナム,カンボジア,ラオス及びミャンマーについては2月19日以降の入国とする。
(1)カンボジア
(2)カテゴリー1で指定の湖北省を除く中国
(3)香港
(4)カテゴリー1で指定の諸地域を除く北イタリア(ピサ,フィレンツェ,サンマリノを結んだ線より上側)
(5)日本
(6)ラオス
(7)マカオ
(8)マレーシア
(9)ミャンマー
(10)カテゴリー1で指定の大邱市と青道郡を除く韓国
(11)シンガポール
(12)台湾
(13)タイ
(14)ベトナムこのカテゴリー表及び中国,韓国,イタリアの区分を地図でご覧になりたい方は,次の英国政府ウェブサイトをご覧ください。
https://www.gov.uk/government/publications/covid-19-specified-countries-and-areas/covid-19-specified-countries-and-areas-with-implications-for-returning-travellers-or-visitors-arriving-in-the-uk
2.なお,日本については前回の2月6日付領事メールにてお知らせした内容からの変更はありませんが,カテゴリー1の国や地域に渡航した場合には,特段の症状がなくともNHSに連絡をすること,また,カテゴリー2に新たに加わった国や地域もありますので,これらの国や地域への渡航を予定されている方はご注意ください。
引用記事 新型コロナウイルスに関して英国政府による特定国・地域からの渡航者に対する新たな方針
現状ではカテゴリー1に属する地域におらず日本からイギリスに向かう場合は入国するのは
問題なく、現地で風邪等をひかなければ帰国まで特に問題はないようです。
実際Twitterなどで検索すると日本人の観光客は普通に入国して特に問題もなく楽しめているようです。
イギリスの新型コロナウィルスの蔓延状況は?
それではイギリスの新型コロナウィルス感染状況はどうなのでしょうか?
新型コロナウイルスの感染拡大による景気の悪化が懸念されていることを受けてイギリス政府は、休業した人に手当が支給されるしくみや中小企業に対する支援などを盛り込んだ日本円で4兆円規模となる対策をまとめました。
イギリスでは11日までに感染が確認された人の数は456人にのぼり、6人が亡くなっています。
イギリス政府は新年度の予算案の発表にあわせて、総額300億ポンド、日本円で4兆円規模となる新型コロナウイルスの対策をまとめ、11日の議会で明らかにしました。
この記事だけ読むとたいして感染者はいません。
しかし感染者数の増え方はとても速いです
3/8の時点では273人でしたので4日で1.6倍に増えています。
イタリアのようにパンデミックとまではいきませんが感染の拡大が著しいのは間違いありません。
3/14追記
イギリスの現況についての現地ライター記事があったので追記します。
新型コロナ なぜ一斉休校しないのか? 英国の首席科学顧問がお答えします イランでは長さ90mの墓穴
[ロンドン発]新型コロナウイルスの流行で、ボリス・ジョンソン英首相は12日、イングランド主席医務官と政府首席科学顧問と並んで会見し「私たちの世代が経験する公衆衛生上最悪の危機だ」と宣言。「熱や咳のみられる人は1週間自宅で自己隔離して下さい」と呼びかけました。
イギリスは「封じ込め」フェーズから感染のピークを遅らせて山を低くする「遅延」フェーズに移行します。ピークは10~14週間後にやってくるとみています。
中略
イギリスの感染者は596人、死者は10人、集中治療室(ICU)で治療を受けているのは20人超です。
パトリック・ヴァランス政府首席科学顧問は「イギリスの実際の感染者は他国の検査数と陽性率を見ると5000人から1万人いるとみられます」と分析。もはや感染を止めるのは不可能なのでゆっくり感染して集団免疫を獲得すると明言しました。
新型コロナ なぜ一斉休校しないのか? 英国の首席科学顧問がお答えします イランでは長さ90mの墓穴 より引用
イギリス観光はできるのか?
大英博物館やナショナルギャラリーのような博物館、美術館は運営しているようです。
そういうところや街並みを回る旅行なら現状は問題ないかと思います。
しかしサッカープレミアリーグ観戦目当ての人は回避した方がいいかと思います。
プレミアリーグ、今後は無観客試合で開催か…パブでの放送も禁止へ
新型コロナウイルス感染拡大の影響でプレミアリーグは今後無観客試合で開催することになるようだ。11日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
欧州各国リーグは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、試合の延期や無観客試合といった措置を取っている。プレミアリーグではこれまで11日に行われる予定だったプレミアリーグ第28節延期分マンチェスター・C対アーセナル戦が延期となった以外は大きな変更はなく開催されてきたが、イギリスでも感染者数が増加し始めたことを受け、対応が検討されている。
そして今回の報道によると、現時点で試合を延期することはないが、すべての試合を無観客で開催することになる模様だ。シーズンチケットを所有している人などには代わりにライブストリーミングで視聴できるように対応するという。なお、人が集まることを避けるため、パブでの試合放送も禁止されることになり、早ければ12日中に正式に発表されるようだ。
引用記事 プレミアリーグ、今後は無観客試合で開催か…パブでの放送も禁止へ
正式発表はされていませんが無観客試合でパブでも見ることができないとなれば現地で
サッカーを見るのも日本でDAZNで見るのも変わりありません
悲しいですがキャンセルするのが賢明でしょう。
3/14追記
ロンドンマラソンも延期になったようです。
多くの人が集まる大きいイベントに関しては延期、中止になることが今後も予想されますので
注意が必要です。
ロンドンマラソンを延期 4月から10月に
【ロンドン共同】ロンドン・マラソンの主催者は13日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月26日に予定されていたレースを10月4日に延期すると発表した。男子で世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)やケネニサ・ベケレ(エチオピア)、竹ノ内佳樹(NTT西日本)らがエントリーしていた。
引用記事 ロンドンマラソンを延期 4月から10月に
リスクは大きいが円高なので旅行の費用は格安なのも事実
サッカーは無観客試合で感染も徐々に拡大しているのでリスクは高いですがそれでも
旅行を強行する人にとって唯一朗報なのが急速な円高ポンド安、です。
ここ半年ほどは1ポンド140円から145円で推移していましたが急速に円高になり
1ポンド132円まで円高になっているので旅行する時の現地で支払う費用は格段に安くなります。
ドルも円高なように世界的な問題が起きた時にとりあえず円を買おうとする動きは変わりませんね
今の時期のイギリス旅行はリスクが高いので自己責任で
以上のように感染者が増え、プレミアリーグが無観客試合になり、ついにイギリスにも
コロナウィルスの脅威が蔓延してきた感があります。
多くの方にとって海外旅行はその年のメインイベントであり、ヨーロッパまで行くとなると
人生最大のイベントになるかもしれません。
大金払って行くのですから最高の思い出になるようにしたいはずです。
この時期しか行けない、という方も多いでしょうがニュースや現地の情報をTwitterで集めるなどして
賢明な判断をすることを願ってやみません。
また別記事でブレグジットの影響についても調べているのでそちらもご参照ください。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 前回、新型コロナウィルスの影響でイギリス旅行は中止するべきなのか という記事を書きましたが ジョンソン首相の声明を受けて大きく変わってしまったため、別途記事としてまとめました。 […]