FGOによりスマホゲーム業界だけではなく社会的に大ヒットしているFateシリーズ
夏には超大型ライブイベントも企画されているなど怒涛の勢いでヒットしています
しかしどうも、忘れられているというか放置されているような作品があります。
それはFateシリーズ初のアニメ化作品Fate/stay night(2006年 Deen製作)です。
今回はそんな忘れられつつある作品からFateファンになった筆者が今だからこそ紹介していきたいと思います。
なお、著作権の関係上画像が少なめになってしまいますが予めご了承ください
DEEN版 Fate/stay night 概要
2006年に株式会社Deenによってアニメ化されたのがFate/stay nightです。
その後、ufotable社からも別ルートのTVアニメが放送されたこともありファンからはDeen版、と呼ばれています。
ストーリーは原作ゲームの第一ルートFate編(通称セイバールート)を基にしています。
ヒロインは主人公衛宮士郎のサーヴァント、セイバーです。
それに他のルートの内容、アニメオリジナルの内容を追加されたものとなっています。
14年も前の作品ということもあり今見ると少し多くの面で古い印象もあり若干時代を感じる雰囲気もあります
しかし今の作品にも負けないほど魅力的な点が多々ありますのでそこをご紹介させていただきます。
Deen版Fateの見所 その1 TYPE-MOONによる完全協力
上の写真は公式サイトのスクリーンショットですが構成原案、キャラクター原案 / 監修の名前を確認ください。
そう、奈須きのこ、武内崇の両名ががっつり絡んでいるのです。
全話初期のプロットでは奈須きのこ先生が執筆しています。
原作のある作品がアニメ化すると原作とかけ離れていてファンが失望することがあります
しかしDeen版は原作者が執筆しているため、そういう心配はありません。
キャラクタービジュアルも武内崇さんが監修していますので原作者である武内崇さんの絵にかなり忠実に描かれています。
原作PCゲーム
Deen版
Deen版Fateの見所 その2 音響関係が素晴らしい
私がDeen版でFateに引き込まれた最も大きな理由の1つがOPED曲を始め音響関係のクオリティーが素晴らしいことです。
正直音楽に関してはufotable版より私はDeen版の方が好みです。
OPはタイナカサチさん、EDは樹海さんが担当していましたが歌詞を含めてFateの世界観をよくあらわしたものになっています
特に14話だけで起用されたED曲、「ヒカリ」はアーチャーの為に作られた曲となっておりアーチャーファンは映像込みで是非見てください。
曲はAmazon music Unlimitedで視聴できます。他にも最終回ED曲、「君との明日」のラストはFGOファンにもなじみの深いものになっていますので必見です。
曲も士郎とセイバーの関係を歌ったものになっていて感慨深いものがあります。
作中のBGMではサーヴァントの出身地に合わせた曲調のBGMを起用しており一層雰囲気を際立たせてくれます。
Deen版Fateの見所 その3 アニメオリジナルストーリーが素晴らしい
アニメオリジナルストーリー、というとアニメスタッフが作っていて原作とかけ離れたストーリーになる恐れがあります
しかしFateは前記の通り、原作の監督がプロットを書いているのでその心配はありません。
特に14話ではアーチャーVSバーサーカーのバトルが繰り広げられています。
これは原作ではその時主人公士郎たちがその場にいなかったこともあり詳細はカットされていた場面です。
そのバトルの模様をオリジナルストーリーとしてかなり長い尺で使われています。
バトルシーンもさることながらアーチャーがある人物に対してボソッと呟いたセリフは彼の真名を知っている人からしたら涙がとまらないものです(筆者がアーチャーが大好きだからかもしれませんが)
他にも現在休止している劇場版Fate/stay night [heaven’s feel]のヒロイン、間桐桜がとんでもない格好になる話もあります。
詳細はネタバレになるので書きませんが、当時は本当に驚きました。
今思えば、この後出番がほぼなくなるからここで出番を、という作者の親心だったのかもしれません
ここまでDeen版の素晴らしさを語ってきましたがさすがに14年も前の作品なので現在と異なる設定もあります。
ネタバレがいくつかありますのでご注意ください
Deen版と現在のFateの異なる点 その1 遠坂時臣、マーリンの年齢や姿
今の遠坂時臣は壮年の男性、マーリンは未だに若々しい姿に設定されています
しかし当時の2人の設定は違います。
時臣は姿は写っていませんが声優は速水奨さんではなく音響監督の辻谷耕史さんが演じています。
その為、声色からしても当時の時臣は高齢な設定だったと推測されます。
当時はまだFate/Zeroが発売されていなかったのもあり確固たる設定はなかったようです。
また、マーリンも今の櫻井孝宏さんではなく小林勝也さんが演じています
見た目もファンタジーの世界の老人の魔法使いのようであり、喋り口調も重厚感のあるものになっています。
今見ると違和感がありますがそれも含めて楽しんでくれると嬉しいです
Deen版と現在のFateの異なる点 その2 モードレッドの性別と声優
モードレッドはこの時期の性別は男性です。
顔は今以上にセイバーにそっくりになっています。
声優もこの時期は桑島法子さんでした。
兜や甲冑のデザインも今とは異なっており性格も極めて礼儀正しいキャラクターだったとされています。
出生の秘密やアーサー王に認められなかった、という設定は今と同じです。
Deen版と現在のFateの異なる点 その3 ベディヴィエールの声優が違う
現在のベディヴィエールの声優は宮野真守さんです。
しかし初めてキャラクターボイスが付いた本作では能登麻美子さんが演じています。
能登麻美子さんは現在ではアルテラ等のキャラクターを演じています
ちなみにゲームの方では佐々木小次郎役の三木眞一郎さん、柳洞一成役の真殿光昭がベディヴィエールの声を演じています。
能登麻美子さんがアニメで演じていたのはセイバーの川澄さんがスタジオの近くにいた親友の能登さんを拉致してきた、という本当か嘘かわからない逸話もありますがどうなんでしょうね
Deen版Fateが見れるVODは?
ここまでおすすめしてきたFate/stay night(Deen版)ですが現在視聴可能な主要VODは以下の通りです。
アニメのみ観れればいいという方ならDアニメストアかアニメ放題がコスパが良くておすすめです。
アニメ以外の作品も見たいならU-NEXT、Hulu、Netflixになります。
Dアニメストアとアニメ放題の2つに関してはそこまで差はありませんがアニメ放題はファミリー向け作品が強くDアニメは深夜アニメに強い印象を受けます。
どちらも無料会員期間は1ヶ月ありますのでとりあえず試して比較するのがいいかもしれません
stay nightシリーズを全て見るのに1番お得なのはU-NEXTです。
無料会員ポイントで劇場版Heaven’s feelがの第一章が無料で見れますのでコスパは最高です。
Huluはアニメにはそこまで強くありませんがバラエティー番組、海外ドラマが強いのでそちらも好きな人におすすめです。
Fateのアニメシリーズを全て見てみたい場合はNetflixが独占配信している作品がありますので加入必須です。
この3つのサービスについては別記事で解説していますので参考にしてください。
さらにがっつりはまった人はDVDボックスにも手を出してみてくださいね!
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